楽筆は書くことによるセラピー、セルフケアとしての楽筆です。もちろん技法を覚えると味わい深い文字や、クオリティの高い作品が仕上がります。このことによって、自分にほんの少しの自信を持っていただきたいからです。ほんの少しの自信が、これから先の自分への自信につながってほしい！という思いがあります。

それと同時に、こころが疲れた時、折れそうになった時、自分の中から出てくる言葉を吐き出し、自分に自分で言ってあげたい言葉を書く、思いを書く、これが楽筆の目指すセルフケアです。

昔、日記を書いたように、短い言葉にして楽筆で書く！誰にも見せない日記をこっそりと自分に見せてあげる！一日の終わりに一枚、書きたい時に一枚、こころをやわらかくする一枚、それが楽筆です。決して技量を磨き、競うものではありません。自分のこころが喜び、大切な人が喜んでくれる楽筆であれば良いと思います。  楽筆主宰  かなだ つとむ