美しい夕焼け、小さな葉っぱ。初雪が積もった庭先。

こころが動くものを見たとき、これを描いてみたいと思う。

そういう本能的な衝動を、あなたは言葉や絵にして表現できますか？

Love Yourself

自分らしさを見つける

こんにちは。
楽筆（らくひつ）主宰のかなだつとむです。

ここでご紹介する「ベーシックコース」は、楽筆の基礎講師を養成する講座です。

ですが技法の話の前に。

あなたは自分のことが好きですか？
自分は魅力的だと感じることができていますか？

「自分は字や絵が下手だから先生のお手本をそのまま書きたい」ではなくて、
「自分が感じたこと・考えたことをそのまま紙面に表現してみたい」と思ったことはないですか？

自分が感じること・考えることこそが魅力の源なのだと、気づいていますか？

オリジナル作品が作れない・・・

ぼくが自分流の筆文字アートを「楽筆（らくひつ）」と名付けて教え始めたのは2016年ごろでした。

楽筆を習って教室をやりたいという声をいただいて、講師養成講座を始めて、今では200名を超える方に受講していただきました。

各地で教室を始める講師さんが増えてくると、今度は「何を教えたらいいかわかりません」という声をいただくようになりました。

それで、ぼくは気がついたのです。

みなさんは、ぼくが提供した教材をそのまま、ご自分の教室で教えていることに。

だから、教室を何度も開くと教えるネタがなくなってしまうのです。

それに気づいて、ぼくは驚いてしまいました。というのも…

オリジナルはアレンジから

プロフィールでも紹介しているとおり、ぼくはデザイン学校を出て広告デザインを20年やっていました。
パンフレットやポスターのデザインや、コピー（キャッチフレーズや文章）を作るのが仕事でした。

グラフィックデザインの現場では、他人の作品をそのまま使うのは「パクリ」と呼ばれ、絶対にNGでした。
でもデザインには流行があり、良いデザインはすぐにみんなに真似されました。

では真似とパクリはどう違うのでしょうか。

そうです。

真似は、そのデザインの魅力となる要素を分解して自分の作品に取り入れること。つまりそれを参考に「アレンジする」こと。

パクリは、何も考えず細部までそのまんま使うこと。

つまり、先人の作品からカッコ良さの要素を学び、それを自分の作品づくりにアレンジして取り込む。
これが、オリジナル作品を生み出す第一歩なのです。

オリジナリティは個性

書道教室でお手本をそのまま練習するのは、字の形や筆づかいを学ぶため。
書道も一定以上のレベルになると、お手本のない作品を自分で書くようになります。

楽筆もレッスン動画があるので、それで技法を学んでもらいますが、レッスンはそこで終わりではなく、学んだ要素を使ってアレンジする練習をします。

このアレンジに慣れてくると、やがて、そんなに苦労しなくても自分が書きたいと思ったものを自分で書けるようになります。

ベーシック修了生の方たちは、インスタにご自分の作品を頻繁に載せていますが、それを見ると、続けるうちにだんだん、その人らしい色使いであったり構図であったり、ぼくのレッスン動画のテイストを離れた独自性が出てきます。

ここに至ってはじめて「個性」というものが、現れてきます。

個性とは、あなたが今まで学んだものや、考えていること、色や形の感覚、感性がミックスされたもので、だから他の人には真似できない、あなた独自の世界が作れるのです。

Originality

個性は魅力

ベーシックコースは楽筆の中心的な講座で、これを修了した人は基礎講師として、楽筆を教えることができます。

だからこそ、いつまでもお手本頼みではなく、自分で教材を作って生徒さんに楽筆を教えられる人を育てたいのです。