表現力を育むプログラムを子どもたちにも伝えたい
私が楽筆の講座を受講し始めたのは、2020年1月、岡崎で開かれたカルチャー教室の体験会がきっかけでした。その体験会で、筆文字を通じた表現がメンタルヘルスやセルフケアにとても効果的だと実感できたんです。
特に心を動かされたのは、固定概念にとらわれず自由に表現できること。ネガティブな言葉でさえ、アートとして表現することで、どこか前向きなものに変わっていくような感覚がありました。私はもともと絵を描くことに苦手意識があったのですが、創作を続けていくうちに少しずつ自信が持てるようになり、周りの人たちからも「素敵だね」と言ってもらえることが増えて、それが大きな励みになりました。
カラーアートでは、色を混ぜる作業そのものが自分の心と深くつながっているように感じられました。色の広がりやにじみがその時の自分の感情を映しているようで、気がつくと夢中になっていて……。そんな時間が私にとっては大きな癒しであり、喜びでもあります。
この体験を通じて、私は子供たちの表現力を育むプログラムも考えるようになりました。自由な表現をすることの大切さを、子供たちにも知ってほしいと思っています。特に、自閉症傾向のある子供たちにとっても、アートは安心感を与え、自己表現の手助けになると感じています。
コミュニケーションの面でも、「まずは認める」という姿勢を大事にしています。肯定的な言葉をかけることで、子供たちの心は少しずつ開かれていくんです。否定されない安心できる場があること、それが表現の原点になると思っています。
最後に、今の私から過去の自分に伝えたいメッセージがあります。
「上手でなくても大丈夫。まずはやってみることが大切。」
そう言って、あの頃の私の背中をそっと押してあげたいです。
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