3月末に埼玉で、楽筆講師さんによる学童保育での楽筆教室が開催されました。
こちらは、講師の大島さんから届いた感想です。ご紹介しますね!

年齢も環境も異なる子どもたち。果たしてちゃんと書いてくれるのか・・・

当日の参加者は、ひらがなも読めない3歳から、インタースクールに通うバイリンガル11歳まで8名でスタート。
ひらがなも読めない、もちろん書けない(たまに、何を言っているのか聞き取れない😅)。
赤ちゃんから思春期の児童おなじ内容って成り立たせられるのか?

初講座で、ただでさえ、緊張してほとんど眠れず、口から心臓が出そうで、立てているのが不思議なほどの緊張で、照準をどこに合わせたら良いのかとか、余計なことばかりが頭の中をぐるぐる巡りました。

ご挨拶してお辞儀をして、頭をあげたら、いったい何を見せてくれるんだろう…と好奇心剥き出しのキラキラした視線。
ニコニコした笑顔の子。
決めました❗️
どこかに照準を合わせるのではなく、私が体験の時に感じた「なんだこれ❗️ 変なの❗️ でもおもしろいかも❗️」を子供達と一緒に私も体験したいとふと思い、ホワイトボードに

『春休み楽筆体験教室』

☆へたウマがいちばん❗️
 (へたくそ さいこう❗️)

☆たのしい! うれしい!
 おもしろい!

☆みんながアーティスト❗️

と書きました。
とたんに来ましたよ~

「楽筆ってなに?」
「へたウマって なに?」
「じょうずに書いちゃいけないの?」
などなど。
筆を初めて見る子供もいたので急遽、書く前に筆を手にしていただきました。

小さな子供達からは
「しっぽみたい🐶」

サンプルに持参した私の作品を見て「これで書いたの(‘_’?)」
「くしゅくしゅすると気持ちいい~😊」
と様々。


筆とのふれあいタイムを楽しんだ所でスタート。

『手』『足』のキラキラアートと、筆で『私』を書いて1時間くらいかなとプログラムのシミュレーションをしてきました。

が!
好奇心の塊たちは、私の想像を越えて無意識でしょうが、自分でどんどん進化させていく。

クレヨンで手形を書いて、好きなようにキラキラぐちゃぐちゃ模様を描いて薄墨で…なんて1人もいません。

1枚の紙に片手という私の発想をはるかに越えて他の子の手もミックスしてみたり、
なぜか惑星に向かって伸ばしている手があったり、
サンプル見ながら人間の手を描いてなかったり、
ハガキ2枚を使って二部作を作っていたり
…と誰ひとり私が描いた『手』『足』キラキラアートを描いた子供は誰もいなかったのです。


紙もその通り。
好きな紙で描きたいと。
はい。お好きなようにして頂きました。

年齢の違いはあるけれど・・・

3歳から11歳。
ペースもバラバラ。
そもそも理解できているのかさえ分かりません。
それも面白いと思い、私も仲間に入れてもらいました。

彼らの柔軟な発想は、型にとらわれず、大きい子供達は最初こそ「色混ぜても良いですか?」などと聞いてきましたが、「好きにしていいよ。」と言ったとたん進化が止まらなくなったようです。

11歳くらいになると大人に近づいているようで、やって良いのか聞いてきます。
赤ちゃんに近いおチビさん達は好き勝手に進化しています。

4歳の男の子が、紙を丸くちぎりはじめました。
彼は、両手ですくった型にしたいようです。
ちぎった断面のボソボソの所がおもしろいようで色をつけてカラフルな『手』キラキラアートになりました。

幼いほど怖いものしらずで、「ふしぎ〰️」って進めて、5年生くらいになるときれいにまとめようしていたように感じました。
学校での生活をおくっていることで知らず知らずに常識、型にはまるというのがついていくんだなあと。
その時、つとむ先生が仰った「上手すぎ~😊 もっとヘタに書いて。 ハチャメチャに(o^-^o)✌️」と声をかけてみました。
激変した彼女はキラキラして誰よりも描いていました。
「ハマる〰️❣️たのしい。」
って。
うるうるしましたよ。私。

文章が前後ごちゃごちゃしてすみません。
まとまりがなくてすみません💦

気づいたこと


☆墨汁を入れた器をひっくり返してしまって「やっちゃった!」と床を拭いていた男の子が先生に「こういう柄(飛び散った)を描きたい。」と筆を振っていました。
周りは大変でしたが😅「器をひっくり返して気づいたんだ~😊スゴイ! 失敗はないんだね。」と声をかけてる先生。
その子は更に進化。

☆子供のほうがお手本。
 テーマを伝えると勝手に膨らませてどんどん進化させていく。

☆その時におこったハプニングも(墨をひっくり返した子供に先生がかけた言葉のように)「失敗はないんだよ」と伝えられた途端に変わっていく。

☆色紙に『私』と書いてもらおうと思って「思いっきりはみ出していいよ~」と言って筆をわしづかみにして書いたら「えー😱‼️」
「墨がたれたよ!」
「はみ出したよ‼️」
って目が点に。

私の
「おもしろいからやってみて~😊」
の声を聞いてくれたか知りませんが😅

「キャー‼️」
「オレの方が出てるし‼️」

競うようにはみ出して本当にヤンチャ文字。
学校組がいちばんキャッキャ言ってはみ出してました。
子供達にもストレスあるんだなあ。

結果、誰も『私』とは書かず😅思いついたものをどんどん書いていました。
『常識を破る❗️』が見られた瞬間に感激でした。

☆ヤンチャ文字の時、小さい子は大きい子供達の真似をしたがりますが、筆で文字がうまくかけなくて悔しいらしく、大好きなポケモンのキャラクターを大胆にはみ出して描いていました。
色紙がほぼ真っ黒で私にはよくわかりませんでしたが😅自分でサインして、カラーも入れてとのリクエストにブルーのカラーペンで私も仲間に入れていただきました。

☆キラキラアートでのこと。
クレヨンで下地。その上に薄墨を予定していましたが、その子はいきなり絵の具のチューブを指につけてヌリヌリ。
クレヨンもミックスして、その上に朱墨。
ふしぎなことに、大きい子供達が真似をしていました。

☆幼い子供の集中力は5分くらいと聞いたことがあり、当初1人が2点できれば良いと思っていましたが、火がついた彼らの創造力は「紙はないの?」の連呼で紙があるかぎり作品ができました。
ちびアーティストさんスゴイ!
同じものが1つもない!

口から心臓が出そうなくらい緊張していた私は、エプロンのポケットに入れていたスマホで写真も取れませんでした。
先生がたが、「子供達のこんな顔みたことない😊」と写真を撮っていてくださり、「もし良かったら、今後もよろしくお願いいたします。」と仰ってくださいました。

何人かの子供達から「ありがとう」カードをいただいたり、直接感想を言ってくれたり、自分の座っていた所にメッセージカードを置いてくれたり有り難いです。

長々と取り留めもなくすみません。


つとむ

いえいえ、子どもたちの盛り上がりぶりがすごく伝わりますね。

子どもたちが大島さんを信頼して、自由にのびのびと楽しんでいる様子がよくわかります。

ありがとうございました。

写真をとってくださったスタッフのみなさんからのコメントもいただいています。

今まで見たことがない子どもたちの姿にスタッフもびっくり!

楽筆教室を初めて体験したスタッフや父兄のみなさんからのコメントです

●文字ははみ出して良いよと言ったら!子どもたちははみ出す競争をし始めた!

●親御さんからの言葉→子供がこんなに集中するとは思わなかった!
 
●学童保育の方からは!失敗な無いんだと言うことを(子どもではなく自分が)学んだ!

子どもたちの作品は自由で力強いですね。
大島さん、ご苦労さまでした!
つとむ

講師のみなさんがこうして、ぼくが行けないいろいろな場所で、いろいろな人たちと楽筆を楽しんでくださっているのを見ると、とてもうれしい気持ちです。
これからも、活躍してくださいね!

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