少し長いですが読んで頂けたらうれしいです。
数年前、精神科医の伊井先生とのコラボ企画での「脳科学&アート」にてお話しされた「リンゴのお話」をまとめましたのでご案内させて頂きます。
「ここにリンゴがあります。」
ご自宅にリンゴがあれば目の前に置いて見てください。無ければリンゴを想像してみてください。
真っ赤なリンゴのことを考えていると、りんごの匂いを思い出します。
「リンゴが好きな人は、ああリンゴ食べたいなぁ」と思うかもしれませんし、
リンゴが好きでない人は食べたくならないかもしれません。
好きでも嫌いでも、あるいは興味がなくても、リンゴを、、、リンゴに、、、とリンゴの話をしているうちに、脳内では勝手にリンゴのいろんなイメージが浮かんだり、どんどんリンゴのイメージが膨らんで、リンゴのことを考えないでおこうと思ってもどうしてもリンゴが浮かびます。
「私はこのまま一生、リンゴのことを考えて生きないといけないのでしょうか❓」
そうです。あなたがリンゴのことを考えないようにしようと思っている限り、ずっとリンゴのことを考え続けることになります。
しかし、「リンゴのことを考えても、まあいっか!」と思ってリンゴのことは放置して、何か他のことに没頭しているうちに、気づくとリンゴのことは忘れています。
「つまり、何かイヤなこと、やめたいことがあるとしたら、それを消そうと努力するのではなく、まったく忘れて違うことをするのが早いのです。
皆さんにおすすめしている楽筆アートは、この視点でつくられました。
先史時代の壁画を見て分かるように、人間は、文明化するはるか以前からアートと共に生きてきました。音楽や踊りと同じでアートは人間の生命力と直接繋がっているのだと思います。
無中で夢中になってしまう!誰もが楽しめるアート、描くことに、教えることに夢中、そんな中で気がつけば自分の問題や課題と思っていたことが消えている。そんなことが起きたりするのです。
何かのお役にたてばうれしいです。「こころやわらかに」
楽筆協会主宰/かなだつとむ
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